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近年、腸内環境だけでなく肌の菌バランスにも注目が集まっています。
「塗る乳酸菌」 として話題の「ラ・フローラEC-12」について、その特徴や期待される効果を詳しく解説します。
敏感肌や乾燥肌でお悩みの方、肌フローラという言葉を初めて聞く方にもわかりやすくお伝えします。
ラ・フローラEC-12とは何か
ラ・フローラEC-12は、ヒト由来乳酸菌の1種であるエンテロコッカスフェカリスEC-12株の加熱処理菌末です。
一丸ファルコス株式会社が開発した化粧品原料で、肌フローラを整えることに着目した成分として注目されています。
従来のスキンケア成分とは異なり、肌表面の善玉菌を育てることでバリア機能をサポートするという新しいアプローチを採用しています。
エンテロコッカスフェカリスという学名を持つ乳酸菌から作られており、加熱殺菌処理が施されているため安全性が確保されています。
肌フローラとは？なぜ重要なのか
肌フローラとは、皮膚表面や毛穴まわりに住んでいる多種多様な菌よりなる皮膚常在菌叢のことです。
私たちの肌には1兆匹以上の皮膚常在菌が住んでいます。
肌フローラが担う重要な役割
- 保湿成分の調節
- 肌のpH値の管理
- 免疫機能の調整
- 皮膚のバリア機能の維持
特に表皮ブドウ球菌などの善玉菌は「美肌菌」とも呼ばれ、皮脂を餌とし、酸性物質やグリセリンを産生して肌の健康を支えています。
しかし、年齢とともにこれらの美肌菌は減少してしまうのが現実です。
ラ・フローラEC-12の3つの特徴的な作用
1. 表皮ブドウ球菌・CNSの育菌作用
加齢により減少する「うるおい菌」表皮ブドウ球菌を育て、肌フローラを改善することが確認されています。
善玉菌を増やすことで、肌本来の力を引き出します。
2. 抗菌ペプチド産生促進作用
肌が自ら持つ防御機能を高めることで、外部刺激から肌を守る働きをサポートします。
化学的な防腐剤に頼らない、自然な防御力の向上が期待できます。
3. バリア機能改善作用
敏感肌やトラブル肌のバリア機能を改善することで、肌荒れしにくい健やかな肌状態へと導きます。
乾燥や刺激に負けない、強い肌作りをサポートします。
どのような化粧品に配合されているか
現在、ラ・フローラEC-12は以下のような製品に配合されています。
- クレンジングバーム
- オールインワンジェル
- 美容クリーム
- リップケア製品
化粧品原料のニューフェイスながら早くも末端製品が登場している状況で、その効果への期待の高さがうかがえます。
よくある質問
Q1. ラ・フローラEC-12は敏感肌でも使えますか？
A. 加熱殺菌処理された乳酸菌由来の成分で、敏感肌やトラブル肌のバリア機能改善をサポートすることが特徴です。ただし、初めて使用する際は、パッチテストを行うことをおすすめします。
Q2. 効果を実感するまでにどのくらいかかりますか？
A. 肌フローラの改善は個人差がありますが、肌のターンオーバー周期（約28日）を目安に継続的な使用が推奨されます。肌の調子や季節によっても変化を感じるタイミングは異なります。
Q3. 他のスキンケア成分と併用できますか？
A. 一般的なスキンケア成分との併用に問題はありません。むしろ、肌フローラが整うことで、他の美容成分の効果もより実感しやすくなる可能性があります。
Q4. 「塗る乳酸菌」と「食べる乳酸菌」の違いは何ですか？
A. 食べる乳酸菌は腸内環境に働きかけますが、塗る乳酸菌は直接肌表面の菌バランスにアプローチします。それぞれ異なる部位の菌環境を整える役割があります。
まとめ：新時代のスキンケアアプローチ
ラ・フローラEC-12は、育菌美容という新しい概念を化粧品業界に持ち込んだ革新的な成分です。
肌に元々存在する善玉菌を育てることで、肌本来の力を引き出すアプローチは、従来のスキンケアとは一線を画しています。敏感肌や乾燥肌でお悩みの方、年齢とともに肌の調子が気になってきた方には、注目すべき成分といえるでしょう。
肌フローラを整えることで、健やかで美しい肌を目指してみてはいかがでしょうか。
